FXノウハウ

投資歴14年のプロが教える!【一目均衡表】を活用して初心者もFXで勝つ!

投資歴14年のプロが教える!【一目均衡表】を活用して初心者もFXで勝つ!

 

金利低下により、投資が活発化する中、FX取引も活発化してきています。FXは、外国通貨との為替差益で収益を上げる投資手法ですが、目安となる一目均衡表を理解することが出来れば、より良い結果を得られると言えますね。今回は、相場予測での分類から、一般的な指標の解説から始めて、あわせて相場のトレンドを推測することが出来る一目均衡表について解説させていただきます。

FXで使用されるファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは?

FXでは、まず相場予測して下記の2つに大別されます。

・ファンダメンタルズ手法

経済的な指標で資金需給の基本的な要因や資金の流れの情報を基に、分析を行います。例えば、金融市場の大きな括りとして、GDP(国内総生産)の値や、失業率、金利政策などの指標で分析する手法となります。この為、中長期のトレンド予測としては、優れた分析手法であると言えます。対して、チャートは以下のような特徴を有しています。

・テクニカル手法

FX取引で行われる通貨の値動きを表したグラグとなっており、チャートは、縦軸に価格、横軸に時間を設定しており、時間に関しては、取引の形態によって見たい期間を抽出することが出来ます。その為、超短期~長期まであらゆるトレンド予測に適合しているので、ユーザーにとっては抑えておきたい相場予測の手法だと言えます。テクニカル手法の種類は、主に以下の4つあります。

・相場の方向性を示すトレンド系

移動平均線や、ボリンジャーバンド、一目均衡表など

・相場の強弱や過熱感を示すオシレーター系

RSIや、ストキャスティクスなど

・チャートパターンを基としたフォーメーション分析

ダブルボトム・ダブルトップ、ヘッドアンドなど

・ローソク足を用いたローソク足分析

この中でも、ローソク足での分析は、日本発祥で、一般的に活用されているテクニカル分析の手法です。ローソク足というチャートも併せて理解することができれば、より精度の高い予測をすることが出来ます。ローソク足とは、相場の強弱や方向性を一目で把握できるチャートのことであり、始値、高値、安値、終値で構成されています。その為、変動の激しい相場を、4つの値動きから観ることで、誰でも容易に今後の見通しを立てやすくすることができるようになります。具体的には、以下となります。

 

始値:単位期間の開始時の値段

高値:期間中最も高かった値段

安値:期間中最も安かった値段

終値:単位期間の終了時の値段

これらは、ローソク足を分析する上で、特に注目されており、この4つの中でも、終値がローソク足を確定する重要な値段となります。又、単位期間での呼び方も異なり、

  • 分足
  • 時間足
  • 日足
  • 週足
  • 月足
  • 年足

とそれぞれの期間で、詳細に値動きをみることが出来ます。又、基本的なローソク足のモデルとしては、以下となります。

  • 始値より週値が高い→陽線となり、買いの判断となる。
  • 始値より週値が安い→陰線となり、売りの判断となる。
  • 始値と終値が同値(寄引同時線)→相場転換を意味する。

これらの通り、一定期間の中で、4つの値動き把握し、3つの特徴を把握して、該当する通貨が値上がるのか、値下がるのかを判断します。この相場の時間と値動きを分析できるローソク足分析を基に、先述の相場全体のトレンドなどを把握するために、他のテクニカル分析を組み込むと、より精度の高いFX取引を行うことが出来ます。

一目均衡表とは?

その中でも相場の方向性を示すテクニカル手法に分類される、一目均衡表とは、1936年に細田悟一が考案したとされている日本を代表するテクニカル分析手法です。考案者である柳田氏は、独自の研究所を開設し、2,000人の研究員と7年の歳月をかけて、一目均衡表を完成させました。緻密なデータに裏付けられた一目均衡表は、本来は株価を基に考案された指標だが、FXの為替レートにも応用することが出来ます。その為、株式投資にも応用して使用することが出来ます。その名の通り、一目で相場を把握することが出来るので、相場の均衡が崩れた際の、大きな動きを一目で把握したい方にもオススメのテクニカル指標です。つまり、相場における買いと売りを示した指標であり、トレンドの転換点の見極めと、

売買ポイントを探る為に活用できる指標と言えます。

又、他の多くのテクニカル分析が価格や相場の流れを重視して、時間を2次的なものとして扱っているものに対し、一目均衡表は、時間をまず重視し、価格や相場の流れを2次的なものとして扱っている点に違いがあります。つまり、「いくら」になるのかを分析するよりも、「いつ」を分析することに特化したテクニカル分析指標だと言えます。

一目均衡表を構成する5本の線とは?

一目均衡表は5本の線から構成されており、転換線、基準線、2本の先行スパン、遅行スパンから構成されています。それぞれ見てきますと、

・転換線

過去9日間の最高値と最安値の平均を結んだ線で、相場の短期的な方向性を示します。基準性と同様に、最高値と最安値を足して2で割った数値を結んでいます。この9という数値は基本数値の為、原則固定となります。

・基準線

 過去26日間の最高値と最安値の平均を結んだ線で、相場の中期的な方向性を示します。例えば、過去26日間の最高値が100円で、最安値が90円である場合は、95円が基準値となり、この基準額を結んだ線が一目均衡表の基準数値として、原則固定して使われます。

・2本の先行スパン

 先行スパン自体は、現在の値動きが未来にどう影響するのかを示した線で、先行スパン1は、基準線と転換線の平均値を、26日先行して表示させたもので、先行スパン2は過去52日間の最高値と最安値の平均値を26日分、先行して表示させたものです。その為、2つの線の間を塗りつぶすことで「雲」と呼ばれる帯状のエリアを浮かび上がらせることが出来ます。一目均衡表において、この「雲」は、相場の将来予測として、非常に重視するべきポイントとなっています。

・遅行スパン

  一目均衡表で最も重要な指標スパンで、当日の終値を26日前に遅行させて記入します。その為、現在の終値と、過去26日前の終値と比較することができ、どれくらいの上昇率あるいは減少率となっているのかが、比較し易くなっているのが遅行スパンの特徴です。

これらの5つの線から構成される一目均衡表は、多くの要素から構成されているので、相場の状況を様々な視点から観ることができます。

一目均衡表の活用例

では、この5本の線から構成される一目均衡表を具体的にどう使っていくのかについてみていきましょう。

基準線はその向きと、転換線との交差部分に注目します。基準線単付での向きは、相場のトレンドを表しており、

・上向きの場合→上昇トレンド

 

・下向きの場合→下降トレンド

となっています。さらに、基準線が上向きでかた、ローソク足が基準線の上に位置している場合は、上昇トレンドの勢いが強いです。

先行スパンで述べた「雲」は、どの価格帯がサポートやレジスタンスとなっているかが分かりやすくなっています。具体的には、

・「雲」が実際価格より上の場合

雲が発生している価格帯はレジスタンスと呼ばれる状態となり、相場の下落を推測できる。

・「雲」が実際価格より下の場合

雲が発生している価格帯はサポートと呼ばれる状態となり、相場の上昇を推測できる。

先行スパンがねじれて交差するタイミングは、上昇であれば下落、下落であれば上昇する可能性が高くなり、相場の転換点になることが推測できます。これらのように、5つの線からある程度の推測をたてることができます。次は、具体的な売買ポイントについてみていきましょう。

一目均衡表を用いての売買ポイントとは?

では、一目均衡を用いて売買する際のポイントについて、みていきましょう。全部で3つの売買ポイントを把握して、FX取引を有効に行いましょう。

 

  • 基準線と転換線が交差したタイミング
  • 遅行スパンと26日前の相場が交差したタイミング
  • 三役公転時のタイミング

 

上記の3つの売買ポイントがり、1つ目は、転換線が基準線を超えた場合は買い、転換線

が基準線を下回ったら売りの判断となります。次に、2つ目については、遅行スパンが26日前の相場を上抜けしたら買い、対して26日前の相場を下抜けしたら売りの判断となります。3つ目の三役好転時については、買いの判断として以下の条件が発生したら、買いの判断となります。

 

  1. 転換線が基準線を越えている。
  2. ローソク足が雲より上にある。
  3. 遅行線がローソク足より上にある。

この3つの条件が揃ったら、強い上昇圧力が働いてると判断し、価格の上昇を期待することができ、買いの判断となります。対して、三役逆転時は、以下の3つの条件が発生したら、売りの判断となります。

  1. 転換線が基準線を下回っている。
  2. ローソク足が雲より下にある。
  3. 遅行線がローソク足より下にある。

この3つの条件が揃ったら、下落圧力が強く働いていると判断し、価格の下落を推測することが出来ます。その為、売りの判断となり、損失が大きくなる前に売ることが出来ます。

一目均衡表は相場のトレンドを把握する指標なので、FX取引だけではなく、仮想通貨での取引、株式取引などでも有効に活用することができるので、幅広く投資を行っていきたい方にオススメできる相場予測の手法だと言えます。

まとめ 多数の分析手法を取り入れて、FX取引を有効に行いましょう!

これまでみてきた通り、始値、安値、高値、終値の4つの価格の分析が出来るローソク足分析を基本に、相場のトレンドを把握する為に一目均衡表を活用することで、より精度の高い為替取引を行えるようになります。自分の投資が短期なのか中長期なのかをまず設定し、その投資テーマに合わせた値動きと、相場の動向を把握して、より有効なFX取引を行っていましょう。

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