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FXの為替相場の予想は長期的視点が大事!必要な『ファンダメンタルズ分析』について詳しく解説します!
コロナウイルスの影響で収入が下がる人が増え、今注目されている在宅ワーク。その中でも今最も人気を集めているのが投資です。特にFXは少ない資金で大きな利益を上げることができるということで、参入しようと考えている人が増えています。しかし、しっかりと為替相場を予想することができなければ利益を上げることはできません。そのため今回は長期的にFXで利益を上げるために必要な「ファンダメンタル分析」について具体的に解説していきたいと思います。※PRを含みます。
FXで利益を出す仕組みとは?
FXとは、日本語で言うと「外国為替証拠金取引」という言い方になります。つまり、異なる2つの通貨を証拠金という仕組みを使って売り買いをして、その差額で利益を出すという方法なのです。すなわち、通貨の価値の変動を予測することができれば損を少なくしつつ利益を増やすことができるのです。
為替相場が変動する理由
為替相場が変化する理由にはさまざまな要因がありますが、2つの国の力のバランスが大きく影響します。つまり力が強い国の方が通貨の価値が高まり、弱い国の方が通貨の価値が低くなります。では具体的に為替相場を変動させる主な理由を見ていきましょう。ここでは主な3つを例として上げますが、その他にもさまざまなことが原因となり相場が変動します。
景気
景気がよく経済成長が著しい国はその分海外から注目され、資金を投資する人が増えます。つまり、その影響でその国の通貨の需要も高まるということです。
金利
金利がより高い国には、資本が流れる傾向があります。これは先ほどご説明した景気とも関連してくるのですが、景気がよくなると物価が上昇してくるので、金利を引き上げ、その分需要が高まるという流れになります。
国際情勢
例えば、戦争が行われている国やテロがあった国などは、通貨の価値が保たれるという安心感がないので、通貨が手放される傾向にあります。紛争などだけではなく、要人の発言や政情の変化も影響されます。より政情が安定している国の方が需要が高まります。
FXでは長期的視点が大切
FXで利益を出そうと思った時にチャートを見て短期的な値動きを予想することに気を取られてしまいがちな人が多くいます。しかし、FXで安定的に利益を出すためには長期的な視点で相場の動きを読むことが重要になります。
FXで長期運用するメリット
ではFXで長期的運用するとどのようなメリットがあるのでしょうか?具体的に見ていきましょう。
スワップポイントで稼げる
長期運用の最も大きなメリットとしては、スワップポイントで収益を上げることができるというところです。スワップポイントというのは、金利差のある通貨の取引をする際にその金利分を埋めるために毎日取引所から付与されるポイントのことを言います。金利の低い通貨を売って金利の高い通貨を買うとその差額分を受け取れるということです。金額としてはそんなに大きなものではありませんが、毎日付与されるので長期的に積み重ねていくとまとまった収益となります。ただ、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買った場合には逆にスワップポイントの支払いが必要になるので、その点には注意が必要となります。
毎日長時間チャートを見る必要がない
FXをこれから始めたいという方の大半は、現在本業のお仕事がありそれ以外の収益を作るためにお取引をしたいという方だと思います。その場合、毎日多くの時間をFXに費やすのは難しいですし、常にチャートを見て相場の動きを判断するというのもなかなかできることではないと思います。そういう方は長期的運用の方がオススメです。長期的な運用の場合、常にチャートを見る必要はありませんし、小さな相場の動きに左右されることもないので、安心して運用できます。
収支がプラスになるまで待てる
長期運用をする場合、小さな相場の値動きに左右されることなく、安定して利益を出すことができます。含み損を抱えた場合でも急いで損切りせずにプラスになるまで待つことができるので、初心者の方でも安心して取引を行うことができます。
為替相場を予想する方法
為替相場はさまざまな要因によって変動するので、FXで利益を出すためにはその動向から次の動きを予想して取引をする必要があります。その予測する方法としては、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」の2つがあります。次はこの2つについて解説していきます。
テクニカル分析とは
テクニカル分析とは、過去のチャートを見てその動きのパターンを読み、今後の値動きの動向を予測するというものです。テクニカル分析の場合、過去と同じような値動きをするという考え方をもとに今後のパターンを予測するため、近々の値動きに近い動きを当てはめて予測をします。
テクニカル分析のメリットとしては、値動きを視覚的に見ながら予想ができるので、特に経済に対する詳しい知識がなくても相場の流れを比較的読みやすいという所があります。しかし、すべてのパターンが一致するわけではないので、過去のパターンと違う動きをしていた場合予想が外れることになりますし、想定外の大きな経済的な動きがあった場合に対応できなくなってしまうというリスクがあります。
チャートには投資家心理が現れると言われますが、それくらい短期的な価格の値動きは投資家の動きによって変動しています。そのため、比較的短期的に利益を狙う場合にはテクニカル分析が必要となります。
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、国の経済状況や金融政策の動きを分析して相場を予想するという方法になります。相場の大まかな値動きはその国の政治的動きに左右されます。基本的には景気がよくて政治的に安定している国の通貨は価格が上がる傾向にありますし、反対に景気が悪くて政治的に不安定な国の通貨は価格が下がる傾向にあります。それ以外にも突然の紛争やテロ等の事態も相場に影響を与えます。
ファンダメンタルズ分析はたくさんの情報や専門的な知識が必要になるので、その分分析をするのが難しいと言われています。しかし、最近ではネット上でファンダメンタル指標を手に入れることもできるようになっているので、あまり知識がない人でも容易にできるようになっています。
ファンダメンタルズ分析で見るべき3つの観点
長期的運用をする場合、ファンダメンタルズ分析が必要になります。しかし、初めて分析をする場合には何を元に判断したらいいか分からないと思います。そこでここからはファンダメンタルズ分析をする際に見ておいた方がよい3つの観点について解説していきます。
経済指標
経済指標とは、日々世界各国が発表している経済の動きを数値化したものです。経済指標を見ることでその国の景気の良し悪しを判断することができるので、相場を予測する時に重要な情報となります。経済指標は速報値と確定値があり、最も速く正しいデータを提示していると言われているため、多くの投資家が参考にしています。そのため、経済指標が発表される前後には相場の値動きが起こる可能性が高まります。もちろん今すぐに価格変動に影響を与えないものもありますが、中長期的に見ると価格を左右するものもありますので、必ずチェックしておくといいでしょう。FX会社がカレンダーで経済指標を提供しているので、それを確認しておくところからはじめましょう。
ここではいくつか注目しておくべき経済指標についても解説しておきます。
雇用統計
雇用統計とは、失業している人や就業している人の数を調査した統計調査です。特に重要なのは米国の雇用統計です。アメリカの経済規模は世界的に見てもとても大きく、個人の消費の増減がアメリカの景気を左右します。そのため、米国雇用統計が発表された後には相場が大きく動くことが多いので、注意しておきましょう。
CPI・PPI
CPIとは「消費者物価指数」といい、消費者が商品を購入する時点での小売価格の動向で、PPIとは「製造業物価指数」といい、米国内の1万品目の製造業者の販売価格を調査したものです。この2つがインフレ傾向にあると金利が上がることが多く、デフレ傾向になると金利が下がるということになります。
金融政策
通貨の金融政策はとても重要です。日本で言うと、今は景気が悪いので日本銀行が政策金利を下げて市場を活性化させるようにしています。このような政策は日本だけではなく、世界各国の国で行われています。金利が変動することによってスワップポイントも変動します。それまでプラスになっていたものがマイナスになってしまうことも有り得るので、注目しておく必要があります。
要人の発言
重要な要人の発言も値動きに影響を与えるものの1つです。政府の人間や中央銀行の主要ポストの人間の発言の中には今後どのような金融政策が行われるのかが表されているものもあります。そのため、要人の発言から今後その国でどのような動きが起こり、それによって相場がどのように変動する可能性があるのか予測をしなければなりません。比較的即効性が高く、すぐに値動きに反映されることが多いので注意しておきましょう。
FXは長期的に運用しよう
FXは本業と並行して利益を出すことができる投資の1つです。副業として行う場合、あまり多くの時間や労力をかけることができないので、長期的視点を持って運用する方がリスクなく安定して収益を上げることができます。長期的に運用する場合は、チャートだけを見て値動きを判断するのではなく、世界各国の政策を見て取引を判断する「ファンダメンタルズ分析」を行うことが重要となります。初めて分析をする時は難しいかとは思いますが、長期的に利益を出し続けるためにもこの機会にしっかりと勉強をしておくことをおすすめします。
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