皆様ごきげんよう
ましゅまろです
本日はマーチンゲール法について話をさせていただきたいと思います。
マーチンゲール法については最も有名なペッティングの手法になりますので常に聞いたことのある方も多いと思いますが、私がマーチンゲール法を数学的確率的観点より丸裸にし、 巷で言われていることの正当性について言及させていただきたいと思います。
まず簡単ではございますがマーチンゲール法についてご説明させていただきます。
Contents
マーチンゲール法
元々カジノで考案された資金をどう賭けるかの、ベッティングの方法のことで、マーチンゲール法のやり方については、コインの裏表、ルーレットの赤と黒といった 2択の選択肢がある時にとても有効なベッティング方法になります。※ ルーレットにつきましては、赤と黒以外0と00もあるので、正式には2卓ではございませんが、ここでは2択と表現をさせていただきます。
2択の選択肢がある時にその片一方を当てようとするとその確率は1/2、つまりは50%になると思います。この1/2を基準としたゲームでとてもよく機能いたします。
マーチンゲール法では、ゲームを開始して負けてしまえばその次のゲームで最初にかけた資金の倍をベットしていくと言った方法になります。
※例えば
コインの裏表を当てる事が出来れば賭けた資金の倍を獲得することができ、外れれば賭けた資金が全額の没収されるといったゲームがあるとします。
最初の1ゲーム目に100円をかけ、プレイヤーは常にコインの表のみを狙うと仮定させていただいた場合に
1ゲーム目でコインの裏が出てしまった場合は、100円が没収されマイナス100円となることがお分かりいただけるかと思います。
この際に2ゲーム目に1ゲーム目にかけていた100円の倍額である200円をベットするといったものがマーチンゲール法になります。
2回連続で負けてしまえばその次は400円、その次は800円と倍々にかけ続けていくのがこのマーチンゲール法の特徴です 。
このマーチンゲール法の最大の特徴といえば、勝敗が勝ちで終わった時に全てのゲームを終了するのであれば、理論上100%資金が増えた状態で終われるといった点です。
※資金が無限にあると仮定した場合のお話です。
巷で言われているマーチンゲール法の噂
マーチンゲールを使えば100%誰でも勝てる
これは上記の説明からも、理論上正しいと私も認識をしております。
ですが1点みなさまが見落としている点がございます。
それは上でも記載させていただきましたが、資金が無限にあるという仮定のもとでこのマーチンゲール法は機能致します。
それでは実際に FX においてマーチンゲール法を利用するためには
どのくらい資金が必要なのかを述べさせていただきます。
実際にFXでマーチンゲール法を使用すると
ここでは単純にマーチンゲール法について考えられるように、
取引ルールにつきましては最初の取引で0.01ロットでエントリーして上下15 pips ずつ離し、その取引の勝率につきましては50%となっていただきます。
これをもとにお話を進めさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
ここで少し確率のお勉強をさせていただきたいと思います。
連続勝ち、連続負けする確率は?
簡単な計算式を用いて図でまとめさせていただきました
1回目で勝つ確率負ける確率はそれぞれ1/2,また2回目で1回目の取引を引きずったまま勝つ確率負ける確率もそれぞれ1/2となりますので,2回連続で勝ち続ける,2回連続で負け続ける確率は1/2×1/2=1/4つまりは25%という確率になります。
この考え方をもとに先ほど述べさせていただいた取引ルールに当てはめ連続勝ちする確率、連続負けする確率と共に、マーチンゲール法を用いて取引を行った場合の損益額額について表にまとめさせていただきましたのでご覧くださいませ。
今回のこの図では負け続けた場合の確率また、負け続けた際の金額を表示させていただきました。これをご覧になっておわかりいただけるかと思うのですが、たった0.01ロットで取引を開始したにも関わらず十数回連続で負けてしまえば数百万円ほど負債を抱える計算になります。もちろん最後まで取引をし勝ちで終わることができればプラス収益になって終わることは可能なのですが。
一般的な証券会社のFX取引で取り扱うことのできる、最小ロットである0.01ロット始めたとしてもこの結果ですので、これが仮にその10倍の0.1ロットであったり、1ロットで取引をされた際に連続10回負けに耐えられるような資金を持っている方はそう多くはないでしょう。
ここで10回も連続で負けることなんかないよと思われた方へ
そこについてご説明させていただきます。
確かに確率上10回連続で負ける確率は数字上とても小さな数字であることは確かでございます。10回連続して負け続ける確率は0.0977%となり約1/1000の確率で表すことができます。
1000回に1回の確率だから起こりえないでしょ考える方ももちろんいらっしゃるかと思います。ですが仮に1日に4回ほどの取引をされるデイトレーダーさんがいらっしゃれば、1年間を250営業日と考えさせていただくと、
4(回)×250(営業日)=1000
となりほぼ1年間の中でこの1000回の取引と言ったところに該当してしまいます。1日に10回や20回取引をされる方であれば、 もっと早くこの回数に到達することは言うまでもございません。
fx トレーダー、投資家において最も大切なことは
今月だけ収益が100万円、ここ3ヶ月だけ収益が1000万円、という短期的に利益を稼ぎ出すことではなく、より永続的に利益をコツコツコツコツ出し続けることが最も重要であると考えております。
※仮に3ヶ月で1000万円稼いだとしても、 その後半年で1000万円を全て失ってしまうこと、ましてや最初に入れていたお金を減らしてしまうことそんなことはざらにあると考えていただいて構いません。
ですのであなたがこれから FX で投資で勝ち続けていくのであれば、この1000回という取引は当たり前に通って行く通過点なのです、それどころか1万回10万回と取引をしてことも考えられます。
ですので1/1000の確率というのは、 当たり前に皆様が経験される通過点だとも考えるべきではないでしょうか。
ですのでマーチンゲール法は必ず勝てる手法だからといって鵜呑みにして、その通りに取引をしてしまったのであれば、大きな資産を失う確率も極めて大きいのだとあらかじめ考えておかないといけません。
ここでましゅまろが提案するマーチンゲール法の利用方法
早速図をご覧いただきたいのですが
一回一回最初から倍ベットをするのではなく
例えば図のように負けが4回続いた際に5回目からは倍ベッド実施していく等工夫すると、 その一回の取引でこれまで負け続けていた収益を取り返すことはできませんが、 そもそもの負けを小さくすることや、資金に対して無理のないロット数で取引をすることができメンタルにも良いと考えております。
取引は決して一回で資産の増減を大きくしてはならないと考えておりますので、初心者の方ほど、資産を減らさないことを心がけるのが最も成功への近道ではないかと考えております。
また単一ロットで取引はするよりも確率的観点から見ても、連続で負け続けるといったことも勝ち続けるといったことも難しいので、ロット数を連続勝ち負けによって増減させることは、実は取引手法以上にも大切なことだったりも致しますので。
もし一度お読みいただいて分からない場合は再度お読みいただくか、もしくは私宛にご連絡をいただければご丁寧に回答を差し上げさせて頂きますので、お気軽にご連絡をお願いいたします。
それでは皆様もマーチンゲールをうまく使いこなし勝ちトレーダーになっていきましょう。
それでは本日は失礼致します
またお会いいたしましょう。